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指導修行の年末年始 |
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小林 良幸 |
12月28日から1月3日までの年末年始、指導する機会に恵まれ充実した7日間を過ごすことが
できました。
12月28日から12月30日までは近江の子で小学生にスキー指導に当たりました。
受け持つ班は、はじめてスキーを履くクラス。滑れるようになり、そのうえで楽しかったと思っ
てもらえないと二度とスキーに来てくれなくなってしまいますので、SAJの赤本などを読み込み
臨みました。
12月26日からの大雪のため滋賀県北部の交通網は麻痺状態。前日夜でも名神・伊勢湾岸とも
に通行止めで本当に実施するのか心配でしたが、
子供たちの楽しみを絶対に実現するようがんばった近江の子スタッフの尽力で参加予定の9割
の子に来てもらうことができました。
雪に、斜面に、道具に一つずつ触れてもらい、慣れてもらうことをねらいました。少し斜面を
上がっては板をピザの形に広げて降りることを繰り返し伝え、
できる子は目の届く範囲で野放しにし、できない子に手厚くフォローに入るようにしてみました。
リフトへの乗車、ターンしながら滑るなど段階を踏み、中斜面をプルークでゆっくりと降りられ
るまでもっていくことができました。
http://leadership.sblo.jp/article/189235153.html 
参加した児童には日々振り返りをさせているのですが、受け持った子全員から楽しい!
また行きたい!と書いてもらえました。
指導のねらいを達成でき、ガッツポーズが出た瞬間でした。

12月31日から1月3日までは、大学生のときからお世話になっている、北志賀よませスキー場の宿
に移動し、年末年始をにぎやかに過ごしました。
その宿に籠りで来ている早稲田大学ベルスキークラブの1年生2人をつかまえ、雪上での指導をす
る機会を得ました。
https://belleskiclub.wixsite.com/belleskiclub 
12月に初めて滑りましたという2人。だけども上達の度合いは差があり1人はハの字姿勢の
維持が難しい状態、もう1人は中斜面までならプルークで滑れるという状態でした。
スキーサークルに入っているものの、スキーへの思いはそれほど強くない段階でもあるので、
とにかく2月にもう一度滑りたいと思ってもらえるよう意識して指導に当たりました。
スキーへののり方(センターポジション)、外スキーへの荷重を主に指導を組み立て、少しずつ
中斜面での動きに慣れてもらいました。
後ろについて同調して滑らせると滑りやすいという感想ももらい、指導しないと気付かないとこ
ろを気付かせてくれました。
レベルの異なる2人に対して同じ斜面でも満足できる課題設定をし、2人ともに上達を実感できる
よう工夫して接してみました。
2月も来てもらえるとこの期間の指導は成功ですので、引き続き接していきます。
ちなみに、ベルスキークラブの上級生に聞きましたが、リモート全盛の時代、SNSの「#早稲田」
などを手掛かりにサークル員を集めているとのことでした。
上級生とビラにもみくちゃにされてノリで入らせる世代とは感覚がまるで違う3年生が今年の
就活生ですので、採用担当の方は心してかかる必要ありそうです。
ガクチカがないなどネットであふれていますが、リモートにいち早く順応したその力は、リモート
対応しない会社に勤める身にはまぶしく見えます。
指導員として、受講した内容を伝達することはできるのですが、滑りの内容を見て課題を整理し
わかりやすく伝えていくことは難しいなと他の方々と滑ると痛感します。
ベルスキークラブの1年生には実験台になっていただき感謝しています。雪上に連れていきな
がら迷いの多い指導で頼りないところもたくさん見せました。
それでもついてきていただきありがたい限りでした。
クラブ員のみなさまから受けた指導を思い返しながら、指導の機会があるごとに
修行を続けていきます。
レポートは良幸でした。
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